今そこにある多言語なニッポン

柿原 武史 / 上村 圭介 / 長谷川 由起子

2020年6月11日

くろしお出版

1,760円(税込)

ビジネス・経済・就職

日本は「日本人が日本語を話す国」じゃない!? 多様な人々が暮らすニッポンの多言語な状況を、さまざまな視点から紹介。イスラム横丁、LINEスタンプ、小学校現場から「やさしい日本語」まで。知れば世界が豊かになる。 ■「まえがき」より 最近、大都市だけでなく、どこに行っても外国人の姿を目にするようになりました。観光地を訪れると、世界各地からの観光客であふれかえっています。また、よく行くコンビニや飲食店の店員さんが外国出身の方だと思われることも多くなりました。そんな「出会い」はあっても、そうした人たちと話したり、一緒に行動したりする機会は案外少ないのではないでしょうか。すぐ近くにいる異なる言語や文化を背景に持つ人々が、遠い存在になっているのは不自然と言わざるをえません。 そこで、ことばの教育に携わる筆者らは、より多くの人が、日本で話されているさまざまな言語に関心を持ち、その話し手たちを身近に感じられるきっかけを作りたいと考えました。 (中略) 本書ではさまざまなことばが使われている「多言語な」現場を覗いてみます。具体的な現場を垣間見ることで、いかに日本が多言語な空間であるのかを実感できることでしょう。本書では、これまで何となく日本語が話されている空間として捉えられてきた日本のイメージとは異なる多言語な空間として「ニッポン」という用語を用います。さあ、私たちと一緒に多言語なニッポンに出かけませんか。 序章 今、そこにある多言語な世界 柿原武史 第1部 ニッポンの多言語な現場から 第1章 イスラム横丁とコプト正教会から見る多言語な日常 榮谷温子 第2章 日本人の手を離れるニホンゴ 上村圭介 第3章 LINEスタンプが拓く多言語社会 岡本能里子 第4章 気づけばクラスメートは「外国人」 柿原武史 第5章 語学学校などで学べるいろいろな言語 森住 衛 第2部 多言語なニッポンの歩き方 第6章 外国人観光客への真の「おもてなし」 長谷川由起子・柿原武史 第7章 地方自治体のホームページから見る多言語対応 臼山利信・芹川京次竜 第8章 「やさしい日本語」は多文化共生社会の橋渡し役 臼山利信・岡本能里子 第9章 コリア系住民の歴史から学ぶ日本の未来へのヒント 長谷川由起子 終章 数字で見るニッポン 臼山利信・柿原武史・芹川京次竜

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