新版 知らずに食べていませんか? ネオニコチノイド

水野 玲子

2023年12月11日

高文研

1,980円(税込)

科学・技術

EUやオーストラリアなど各国で規制へ進む農薬。それに逆行する日本。 その残留基準値は米国の1〜25倍、EUの1.5〜30倍も高い。 そしてこの農薬は洗っても落ちない神経系です。 毎日食べているお米や野菜・果物に使われている農薬について、いま知っておきたいこと。 はじめに 1 ミツバチに何が起こったの? *世界で起きたミツバチの大量死 *2018年EU 3種類のネオニコチノイド農薬を屋外で全面使用禁止 *2022年EU市民発議「ミツバチと農民を救え」成立 *EUで進む“脱ネオニコ” *もしミツバチが消えたら? *日本でも続くミツバチの被害 *何がミツバチを苦しめているのか? *美羽鉢が環境のおかしさを警告! 2 ネオニコチノイド農薬って何? *“ネオニコチノイド農薬”って何? *ネオニコチノイドの「浸透性」 *洗っても落ちないネオニコチノイド *有機リンとネオニコチノイド *日本は世界でも有数の農薬大国 *EUに逆行、日本は残留基準大幅緩和 *なぜ日本人が6倍も高い? *高い残ルウ基準は農作物輸出の妨げ *日本のイチゴが出来るまで 3 こわれる生態系  消えるトンボや鳥 *生態系の崩壊を加速 *水田で使われるネオニコチノイド *水田や森林への空中散布 *鳥を守るためにネオニコチノイド削減 *ネオニコチノイドで減少する生物 *レイチェル・カーソンの『沈黙の春』が現実に *無駄だったカメムシ防除のネオニコ散布 *嘘で固めた半世紀 *国定公園で生き物激減 *国際自然保護連合(IUCN) 4 神経を狂わせるネオニコチノイド *神経を狂わせるネオニコチノイド *生活の中にあるネオニコチノイド *家の中もネオニコチノイドだらけ *ネオニコチノイドは人に安全? *農薬の子どもへの影響 *米国賞に科学会勧告 子どもの農薬曝露低減が必要 *応酬食品安全機関(EFSA)が警告 *農薬に健康被害があるの? *子どもの尿野中にもネオニコチノイド農薬 *どうして増えるの?ALS、重傷筋無力症などの神経難病 *増え続ける子どもの発達障害 *父親のタバコの影響は子孫に? *オーガニックな食事で、子どもの発達障害の症状も改善! *有機農産物に切り替えたら、尿中ネオニコ低減下 5 新しい取り組み 海外と日本の対応 *遅い日本の対応 *2021年 農水省「みどりの食料システム戦略」発表 *農薬ムラが安全神話を流布 *国民を欺く農薬の安全性評価 *脱ネオニコの動き *広がるミツバチにやさしい農業(米国・カナダ・オーストラリア) *諸外国の規制 あとがき

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