なぜ地震予知は不可能で、二次災害は拡大するのか

地下ガスによる地震現象とその解明

堀江 博

2024年9月3日

高文研

2,200円(税込)

科学・技術

2024年元日、能登半島地震が発生。次の大地震の備えのための検証が進められても、大きな成果は期待できません。 この状況を打開すべく、「地震」とは別に、地震前後に起きる関連現象を「地震現象」とし、解明しました。その定義は「地盤の揺れと地下ガス挙動等によって生じる関連現象」です。 「地震前とは地震予知」、「地震後とは二次災害」。それらを現象を、科学的に明らかにし、検証の道筋を示します。 能登半島地震でも、震源から離れたガス田地域ーー新潟市・富山県氷見市・石川県内灘町等ーーで不可解な液状化現象が発生しており、真相解明のカギがあると説きます。 地下ガス挙動による災害は、地震時以外も発生していて、端的な例が、2025年開催の大阪万博会場建設中に起きた爆発事故。地下の至る所にガスは貯留しており、その理解と事故防止対策は必須です。 第1章 地下ガス噴出  ▼1-1 地下ガス噴出の実態  ▼1-2 直下型地震    参考1-1:直下型地震とは    参考1-2:地下と地表の揺れ    参考1-3:地下と地表の揺れの違いとその理由    参考1-4:旧本所区石原町の死者数の異常性    参考1-5:寺田寅彦の『震災日誌』より    参考1-6:液状化現象の誤解 第2章 地下ガス貯留と挙動  ▼2-1 地下ガス貯留    参考2-1:地下ガス貯留と噴出の実例  ▼2-2 地下ガス挙動    参考2-2:プレートテクトニクスと地象    参考2-3:気体圧増加と地盤のすべりやすさ    参考2-4:気象と地象の予測    参考2-5:砂脈の深部調査    参考2-6:発泡とその観測 第3章 地震後の二次災害  ▼3-1 液状化現象    参考3-1:液状化判定の不確かさ1    参考3-2:液状化判定の不確かさ2    参考3-3:想定できない液状化被害と発生メカニズムの模索  ▼3-2 地震火災  ▼3-3 液状化現象と地震火災発生地域に類似性    参考3-4:生きた体験談からの再検証の必要性  参考3-5:液状化判定の調査 第4章 地下ガス噴出による地震予知  ▼4-1 前兆現象と地震予知    参考4-1:地盤変動観測結果と地震予知およびその条件  ▼4-2 現在の地震予知観測と課題    参考4-2:地盤変動観測事例    参考4-3:地下水位観測事例    参考4-4:地下水位観測による判定の困難さ    参考4-5:地下水位観測事例からの地下ガス挙動の推測  ▼4-3 地下ガスと前兆現象  ▼4-4 井戸異常に見る多様な前兆現象    参考4-6:擬音語「ガボガボ」・「ごぼごぼ」とは    参考4-7:井戸異常調査報告と課題    参考4-8:前兆現象と二次災害の同一性 第5章 地下ガスと地震現象  ▼5-1 地震観測と予測  ▼5-2 津波火災を含む二次災害  ▼5-3 地下ガス挙動による誘発地震    参考5-1:古くからの「地下ガス挙動と地震」

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