沖縄戦と教科書

母と子でみる A 9

安仁屋 政昭 / 徳武 敏夫

2000年8月31日

草の根出版会

2,420円(税込)

絵本・児童書・図鑑

私たちには、沖縄戦の実相とその特徴を明らかにするとともに、沖縄戦をめぐるさまざまの貴重な体験を、次の世代に継承する仕事があります。それをもっとも具体的に実践したものの一つが、家永三郎さんを原告とした教科書裁判のたたかいとそれを支援する市民の民主主義運動でした。戦争体験の継承の中でもっとも一般的で普遍的なものは教育の分野における歴史教育、その具体的な手段は学校教育における教科書ではないでしょうか。ところがわが国では、文部大臣による検定や学習指導要領などの制約があって、必ずしも戦争の実相が著者の意図どおりに教科書に叙述されないという問題があります。高校日本史教科書の著者として家永さんは、歪められた教科書記述を正すために、裁判で三二年間たたかいつづけたのです。それは戦争の真実を次の世代に正しく継承するためのたたかいにほかなりませんでした。

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