ゴー・ゴー・ガールズ

綺麗で夏のからだが眩しい女のコ（ガールズ）たちと、まぬけで優しい男のコ（ボーイズ）たち。彼らがひと夏をかけて求める、それぞれの愛の真理。特別な季節の出会いと別れを通じ、現在の性とイノセンスをとらえた新しい純文学（モラル）。『Ｓｈｅ’ｓ　Ｒａｉｎ』から１０年。本書はボーイ・ミーツ・ガールをモチーフに描き続けた平中悠一の集大成であり、また物語の舞台として、震災前の神戸が見事に写されている。