株主代表訴訟
牛島信
1998年4月30日
幻冬舎
1,650円(税込)
小説・エッセイ
日本企業に外資からの代表訴訟や買収を回避する術と体力があるのか?今こそ日本の監査役だけに商法上認められた絶大なる権限に注目せよ。ベストセラー『株主総会』の著者で現役の超一流弁護士が、全てのサラリーマンに警鐘を鳴らす戦慄の企業法律小説!百貨店界の老舗・赤木屋は会長の薮田倉造とその愛人の保科美恵子に支配されていた。ある日、監査役の水上良介は「30万株以上の株主」と名乗る淀川晃一とアメリカ人のデシューマンに、赤木屋を私物化している薮田と美恵子の経営責任を追及せよ、さもないと監査役本来の職務を怠った水上を訴える、と恫喝される。彼らの目的はいったい何か。ただの使用人に過ぎない水上は、強大な権力者の薮田と美恵子に牙を剥くことが本当にできるのか。
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