季刊 刑事弁護96号

2018年10月20日

現代人文社

2,750円(税込)

人文・思想・社会

特集1:裁判員裁判で正当防衛を争う 特集2:袴田事件即時抗告審決定の批判的検討 [特集1]裁判員裁判で正当防衛を争う  本特集の趣旨●田岡直博/出口聡一郎  正当防衛をめぐる議論の現状ー対抗行為に先行する事情と正当防衛状況●井田良  正当防衛の成否が問題となった裁判例の分析ー裁判員裁判における争点整理の実情を探る●田岡直博/出口聡一郎  事例1:2人の”主役”によって獲得した正当防衛無罪判決●趙誠峰  事例2:けんかの意思があったとして正当防衛が否定された事例●櫻井光政  座談会:正当防衛の成否は何で決まるのか●井田良/遠藤邦彦/高野隆/田岡直博/出口聡一郎  正当防衛を争う弁護活動の在り方ー本特集のまとめに代えて●田岡直博 [特集2]袴田事件即時抗告審決定の批判的検討  本特集の趣旨●豊崎七絵  第2次再審請求審にかかる攻防ーこの4年間はいったい何だったのか●戸舘圭之  袴田事件におけるDNA鑑定の正体●角替清美  即時抗告審におけるDNA鑑定評価の問題点●田淵浩二  抗告審決定の総括的検討●新屋達之  再審請求事件における抗告審の審査のあり方●中川孝博 [この弁護士に聞く]  鴨志田祐美●インタビュアー:河合郁 [刑事弁護レポート]  50条鑑定が採用され心神喪失により無罪となった事例●林順敬 [単発論文]  ヒューストン法科学センターの取組み(上)-日米の法科学の比較研究●平岡義博  裁判員裁判における責任能力判断の変化(2)-判決一覧表の分析●田岡直博 [連載]  アメリカン・プラクティス(1) ブロンクス・ディフェンダーズの弁護実践●大橋君平  刑事弁護クリニック(7) 検察官に対する意見書●コメンテーター:中原潤一  裁判員裁判事例研究シリーズースタッフ弁護士の実践から(21) 暴行と死亡結果との間の因果関係を争うべきか●法テラス本部裁判員裁判弁護技術研究室  意外と使える国際準則(5) 障害のある人への合理的配慮●山田恵太  法律実務家のための心理学入門(6) 司法取引と心理学●若林宏輔  最新刑事判例を読む(7) 東京高判平29・11・17平成29年(う)第726号 詐欺等被告事件●中井淳一/吉井匡  桜丘だより(65) 少年事件初体験●櫻井光政  刑事弁護人として独立しました(7) 新たな刑事弁護人を募集!●中原潤一  法律家のための犯罪学入門(35)  非行少年たちはどこに行ったのか(上)-少年非行減少の原因を探る●浜井浩一 [コラム]  新人弁護士日記:とにかく会いに行け!●岡田康平 [文献紹介]  実務に役立つ論文紹介●南川学  ブック・レビュー:木谷明編集代表『憲法的刑事弁護ー弁護士高野隆の実践』●後藤貞人  ブック・レビュー:平田元著『刑事訴訟における片面的構成ー事実認定と上訴をめぐって』●豊崎七絵  ブック・レビュー:辻本典央著『刑事弁護の理論』●永松裕幹 当番弁護士制度運用状況集計表(2017年1月〜12月)

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