難民研究ジャーナル第9号

特集:紛争と難民ーーコンゴ民主共和国から考える

難民研究フォーラム

2020年3月31日

現代人文社

2,420円(税込)

人文・思想・社会

近年、紛争や暴力、迫害により移動を強いられる人は、世界で増加している。2018年には、その数は史上最大の7080万人にもなった。これらの人々の出身国には多くのアフリカ諸国が含まれるが、その中でも、紛争が続くコンゴ民主共和国からの難民の数は多い。2009年以降毎年40万人を超え、2018年には85万人にも及んだコンゴ難民を取り巻く状況から、紛争と難民の問題を考える。 【特集 紛争と難民ーーコンゴ民主共和国から考える】 ◎企画趣旨〈難民研究フォーラム企画編集委員会〉 [論文]コンゴ民主共和国の歴史と紛争ー難民発生要因の見取り図〈武内進一 東京外国語大学現代アフリカ地域研究センター/日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所(アフリカ研究・国際関係論〉 [論文]コンゴ民主共和国における鉱物採掘と紛争ー資源とくらす人々〈華井和代 東京大学(国際協力学)〉 [論文]南アフリカ共和国における難民受入れの現状と課題ーコンゴ民主共和国出身者の実態を中心として〈佐藤千鶴子 日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所(南アフリカ政治社会研究)〉 [報告]ノーベル平和賞受賞デニ・ムクウェゲ医師来日講演会ー紛争下の性暴力発生の構造的要因と根絶に向けた実践〈難民研究フォーラム事務局〉 [投稿論文]⽶国の難⺠認定⼿続におけるDV被害者の位置付けートランプ政権下での展開に注⽬して〈中山弘子 ニューヨーク州弁護士(米国法)〉 【若手難民研究者奨励賞】 ◎若手難民研究者奨励賞とは [論文]タイにおけるミャンマー避難民・移民支援と武装勢力ーシャン人武装勢力RCSS/SSAと隣国で活動するNGO/CSO〈岡野英之 近畿大学(文化人類学、武力紛争論)〉 [論文]スペクタクルとしての難民演劇ー現代ドイツ・ハンブルク公共劇場による難民問題関与に関する一考察〈北岡志織 東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程/日本学術振興会特別研究員(ドイツ文学)〉 [論文]パキスタンにおけるアフガニスタン人難民の社会統合ー難民の社会統合に関する一考察〈佐藤滋之 早稲田大学社会科学研究科(国際関係論、難民研究)〉 [論文]「難民のため」の支援とその課題ーイタリアの民間難民施設の隔離と支援=管理メカニズム〈山田光樹 ヴェネツィア大学(Università Ca’Foscari Venezia)人文科学研究科(難民研究、人類学)〉 2018年日本の判例動向 海外判例評釈 2018年難民動向分析ー日本ー 2018年難民動向分析ー世界ー 2018年無国籍動向分析 2018年難民関連文献一覧 編集規定/投稿論文規定/執筆要項

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