ロシア・CIS南部の動乱

岐路に立つプ-チン政権の試練

徳永晴美

2003年2月28日

清水弘文堂書房

2,750円(税込)

人文・思想・社会

民族紛争で激動するロシア南方の「柔らかい下腹部」がプーチン大統領に政経軍事戦略面での際どい舵取りを迫った…果たしてプーチンは、あわせ持つ民族主義とプラグマティズムのどちらの顔を見せるのか?資源を巡る米ロの角逐、イスラム原理主義の台頭、民族紛争で激動するロシア南方…ロシアの保守派・軍部はクレムリンの対米追随への不満をつのらせる。カフカスではチェチェン戦争の泥沼からの出口が見えず、反テロ闘争を名目として米国の軍事プレゼンスを受け入れたグルジアとは一触即発の危機が…。

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