生まれつき翻訳

世界文学時代の現代小説

レベッカ・L・ウォルコウィッツ / 佐藤 元状 / 吉田 恭子 / 田尻 芳樹 / 秦 邦生

2022年1月21日

松籟社

4,400円(税込)

人文・思想・社会

文学の翻訳と流通の規模が前代未聞なまでに拡大した今日、多くの小説は当初から翻訳を見越して書かれ、また、翻訳をその内部にあらかじめ組み入れている。 クッツェー、イシグロ、村上春樹、キャリル・フィリップス、デイヴィッド・ミッチェルといった作家たちの「生まれつき翻訳(ボーン・トランスレーテッド)」の作品は文学の生産・流通・受容をとりまくシステムをいかに利用し、取り込み、そして改変していくのか。 翻訳という営みから考究する、画期的な世界文学論。 ラヒリ、多和田葉子、イシグロを論じた日本語版特別寄稿「知らずに書く」を収録。 序章 世界文学の今をめぐって 第一章 距離を置いた精読 第二章 シリーズ、リスト、そしてクローン 第三章 抽出、照合、計算 第四章 これはあなたの言語ではない 第五章 ボーン・トランスレーテッド&ボーン・デジタル エピローグ マルティプルズ 日本語版特別寄稿 知らずに書く

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