イタリアの文化と日本

日本におけるイタリア学の歴史

ジョヴァンニ・デサンティス / 土肥 秀行 / 石井 元章 / 石田 聖子 / フランチェスコ・カンパニョーラ / 菊池 正和

2023年3月10日

松籟社

2,420円(税込)

人文・思想・社会 / エンタメ・ゲーム

日本の近代化において、英・独・仏ら強国への視線とは異なるまなざしで参照されてきたイタリア。  その文化はどのように導き入れられ、解釈され、浸透してきたのか。  文学、思想から美術、音楽、映画や演劇まで、各分野における受容と展開のさまを歴史的に考察し、見出された知の体系を、これからも営まれ続けるイタリア学の将来に手渡す。 序  (ジョヴァンニ・デサンティス) 第一部 文学 第一章  ダンテからルネサンスまで─人文学と翻訳の使命  (原 基晶) 第二章  啓蒙主義とロマン派  (霜田 洋祐) 第三章  ファシズム期と戦後  (菊池 正和) 第四章  女性の言葉による世界  (山崎 彩) 第二部 思想 第五章  中世から初期人文主義まで  (星野 倫) 第六章  ルネサンスと近世  (フランチェスコ・カンパニョーラ) 第七章  新観念論から現代思想まで  (國司 航佑) 第三部 芸術 第八章  美術─美術史教育と美術史研究、コレクション、展覧会  (石井 元章) 第九章  音楽─イタリア音楽の二つの顔、音の学と楽  (森田 学) 第一〇章  映画─イタリアン・スペクタクルの衝撃  (石田 聖子) 第一一章  演劇─ピランデッロからフォーまで 近代演劇の革新者たち  (高田 和文) イタリア文化の本質性ーあとがきにかえて  (土肥 秀行)

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