面接法 2

方法論的意識をめぐって

熊倉 伸宏

2012年1月25日

新興医学出版社

1,980円(税込)

人文・思想・社会

本書は、前書『面接法』入門編に続く、心の臨床の中級者向けに纏められたものである。臨床の諸現象をみて、どのように歩むか、その方法論、臨床の「いかに」を考える好著。 本書のキーワードは、方法論的意識、懐疑と信頼、優れた臨床家、臨床言語、臨床のパースペクティブ。 本書によって、あなたが一つの非連続的な飛躍を体験し、臨床家として次のステージに進む一助になれば、著者として、これ以上、嬉しいことはない。 この本を手にされた方に はじめに 第一部 方法論的意識  1. 臨床を学ぶこと,教えること  2. 一人前の臨床家になること  3. 言葉にできないことを教え,言葉にできないことを学ぶこと  4. 臨床家には懐疑が大切であること  5. 方法論的意識をもつこと  6. 言葉が最上の方法であること  7. 自分で見ること,考えること,そして,師を選ぶこと  8. カオスを思考すること  9. 過誤への存在  10. 過誤1:独断存在論  11. 過誤2:無際限性に支配されること  12. 意外性の体験  13. 意外性の体験1:感覚的な先入見  14. 意外性の体験2:論理的な先入見  15. 「生」のストーリーを読むこと  16. 解釈と意外性の循環  17. 方法論的な多次元性  18. 実践の理論  19. 方法論的意識  20. もはや,臨床は社会的行為であること 第二部 心のパースペクティブ この章を読むにあたって 1.精神療法における構造論的思考   ……治療構造論のパースペクティブ……  本論文の解説  1. 緒言  2. 方法論的考察  3. 「構造」概念の創造性  4. 「構造」概念の歴史的展開  5. 「構造」の操作的意味  6. 結語 2.インフォームド・コンセントは健常者の論理か?   ……倫理と法のパースペクティブ……  本論文の解説  1. はじめに  2. インフォームド・コンセントのフィクション  3. 法的フィクションのシンタックス  4. インフォームド・コンセントにおける代理判断  5. まとめ 3.新しい関係性を求めて   ……積極的健康のパースペクティブ……  本論文の解説  1. はじめに  2. ケア・マネージメントの目的  3. ケア・マネージメントという「新しい関係性」  4. 「新しい関係性」を支える価値  5. おわりに 4.「生」のストーリー   ……「たましい」のパースペクティブ……  本論文の解説  1. はじめに  2. なぜ,今,「たましい」を語るのか?  3. 「たましい」という言葉を必要とするとき  4. 「生」のストーリー  5. いくつかの理論的検討  6. 要約 5.関わること   ……「出会い」のパースペクティブ……  本論文の解説  1. はじめに  2. 「関わる」こと  3. 実際の症例に即して考えること  4. 「関わる」ことの分析プロセス  5. おわりに 所出一覧 おわりに

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