松下村塾と吉田松陰
維新史を走った若者たち
古川薫
1996年3月10日
新日本教育図書
1,210円(税込)
絵本・児童書・図鑑
江戸時代の終わりころ、山口県の萩市に、多くの俊才を輩出した松下村塾という小さな塾があった。この塾の先生吉田松陰は、塾にやってきた若者たちに、こう呼びかけた。「自分の生まれた土地に劣等感をいだく必要はなく、この地を世界の中心と考え、誇りをもって励もうではないか」。物置き小屋を改造した粗末な塾舎で、わずか一年あまりの短い間に、松陰は若者たちに何を授けたのだろうか。松下村塾で学んだ若者たちと吉田松陰の教育法をさぐる。
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