
102歳の平穏死
自宅で看取るということ
井上貴美子
2015年6月20日
水曜社
1,540円(税込)
小説・エッセイ / 人文・思想・社会
100歳の父と義理の娘。 骨折による入院をきっかけに、徐々に険悪になるふたりの関係。 しかし延命治療の中止と、自宅での看取りを決めたときから、再びふたりに「なかよし時間」が訪れる。 本書は高齢者のために必要な医療とは、そして自宅で看取ることの幸せについて語る体験談です。 いよいよ退院の日がきた。 私たちは父の病室を訪れた。 「お父さん、今日、退院しますよ」 父はその頃はもう生気がなくやつれた感じであったが、 今日はどうであろうかと父の顔を覗き込むと、 その目は、今までになく輝いていた。 (中略) 家に帰って落ち着いたところで、私は、聞いた。 「お父さん、家に帰ってきましたよ。どうですか」 父はひと言答えた。 「幸せだ」 (本書より)
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