天下布武への道

蜂須賀剣

2016年1月15日

水曜社

2,750円(税込)

人文・思想・社会

数字と史料が語る織田信長 うつけ、桶狭間の勝利、小牧山城築城、 天下布武の真実がついにあきらかに!! 織田信長については今更語るまでもない。 僧侶300 名を集めての父親の葬儀席上、髪は髷結わず茶筅に巻きあげ 袴も着けず、大小の刀を縄の帯にさし現れ、言葉も発せず、位牌に抹 香を投げつけて帰ってしまう。この場面を切りだしただけでも、唖然 とし、なぜ? の疑問が始まる。 そして周りの大人達から“ 大うつけよ” と陰口をたたかれたこの男 は数年後、尾張を統一し、今川の大軍を僅かな手勢で完膚なきまでに 撃破する。歴史上名高い「桶狭間の戦い」である。 “ うつけ” と呼ばれた男に何故このような戦が出来たのか。 それは彼 の天才性なのか、それともただ幸運に恵まれただけだったのか。 本書は信長の人生の内、家督相続後、前半の“ 天下布武” の印を使い始める15 年間について解説したものである。 史料『信長公記』を精査、別の史料と比較しながら、信長にまつわる “ 数字” を中心に、取り巻く“ 環境”(自然、政治、経済)、などから 活躍の舞台となった土台や、彼の下した数々の歴史的決断の背景を読み解き、新しい信長像に迫る1 冊

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