善意立国論

ふるさと納税型クラウドファンディングが拓く「日本創生」の未来

川崎 貴聖

2018年3月31日

創藝社

1,320円(税込)

ビジネス・経済・就職

いま変わりつつある『ふるさと納税』の先にある日本型寄付市場の姿とは? 本書が、ふるさと納税型クラウドファンディングに関係する 自治体様、企業様、寄付者様の意思決定の一助になれば幸いです。 ふるさと納税市場は、どう進化していくのか? ・寄付者の行動へどのように変わるか? ・自治体はどのような方向転換を迫られるのか? ・自治体はどのように企業を活用すべきか? ・当面はどのような実務が自治体と企業に求められるのか? ・自治体の中期的な課題は何になるのか? ・仮想通貨は寄付市場をどのように変えうるか? はじめに <第1章>寄付業界のパラダイムシフト  ふるさと納税の存在感 ─── 寄付の4割  ふるさと納税の描いた理想郷  「試運転」から「本番」へ  大臣通達を読み解く  パラダイムシフトの渦中 <第2章>寄付者視点に立脚したマーケティング戦略  何をもって成功とするか?  資金獲得プラスαを獲得するとは  ファンドレイジングの3つの成功要因  マーケティングが命  寄付者の「効用関数」を考える  共感を呼べるか  説得力はあるか  参加意識を与えられるか  リワードの価値の受け止め方は人によって異なる  寄付額は重要な変数  キープ・イット・オール  募集期間と寄付額のトレードオフ  瞬発力と消化力 ─── プロモーションの成否を左右する力  埋もれないための瞬発力  タイトルが顔になる  埋もれないテーマを設定するという逆転の発想も  短時間での消化力  共感性、必然性、合理性、実行可能性の消化  動画とソーシャルメディアは消化手段として抜群に優れている  ポータルサイトの選び方  誰が指揮者になるか  実行部隊を確保しよう  前身となるいくつかの事例  日本人の寄付者の現在地  寄付経験の蓄積という側面からのふるさと納税を評価する  日本的発展プロセスの過渡期 <第3章>ふるさと納税型寄付市場の未来予想図  6タイプの登場人物  ふるさと納税とクラウドファンディングの間の「支点」  リワードの意思決定  自治体の4つの行動類型    タイプ1/テストマーケティング型    タイプ2/ゼロベース型    タイプ3/マルチチャネル型    タイプ4/サブブランディング型  企業(ポータルサイト)の3類型  寄付者は分化していく  モノとコトのプロモーションの難易度の違い  中期的には「選択をせまられる」世界へ <第4章>理想的な日本型寄付社会を描いてみる   (1)寄付目的主導型市場へ   (2)地域産品の国内通販と越境EC   (3)寄付市場の全体最適化   (4)寄付文化とブロックチェーン技術の融合 <第5章>レッドホースの挑戦  裏方から表へ  全方位宣言  ふるさと納税型クラウドファンディングのご提供サービス   (1)コンサルテーション   (2)リワード設計   (3)プロモーション     ・寄付者との接点の強さとボリューム     ・日本在住外国人向けプロモーション     ・動画とソーシャルメディア   (4)執行支援 おわりに ─ 善意が国を動かした日

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