家族と生きる意味

フィリピン・マニラのストリ-トチルドレン

JULA booksブックレット

工藤律子

2000年4月28日

JULA出版局

770円(税込)

人文・思想・社会

ストリートチルドレンという言葉が、ようやく「聞き覚えのある言葉」になりはじめている。だが、まだストリートチルドレンとはどんな子どもたちなのかよくわからない、みな路上に放りだされた孤児や捨て子だろう、と思っている人が多いことも事実だ。果たして、「路上の子どもたち(ストリートチルドレン)」はみな、親がいないのだろうか?親に捨てられ、家をでてきたのだろうか?ずっと路上で寝起きしているのだろうか?-それぞれの国や地域、子どもの状況を知ることを通して、私たちは、路上の子どもたちが、国によっても、子ども一人ひとりによっても、少しずつ異なる現実を生きていることを、理解しなければならない。そうしてはじめて、路上の子どもたちの素顔がみえてくる。

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