
近代日本文学史記述のハイブリッドな一起源
カール・フローレンツ『日本文学史』における日独の学術文化接触
馬場大介
2020年12月28日
三元社
3,520円(税込)
人文・思想・社会
日本のゲルマニスティクから投じられる一石が、明治時代の日独交流のリアルな様相を精緻に描き出す。日本のドイツ文学とドイツの日本学の開祖は、いかにしてドイツ語の日本文学史を書き上げたのか。その記述に基づき、日本人の研究協力を通じて、日独の学術的要素が混ざり合い変形していく知的なあり様を具体的に論じる。本書の波紋は、現代の日本文学研究の起源へと及ぶ。 序 論 1 補記 14 註 17 第一章 カール・フローレンツの周辺 21 第一節 日本とドイツにおける足跡 23 第二節 日本人の協力による日本文学研究 51 第三節 明治時代の日本文学史記述 63 註 75 第二章 『日本文学史』の記述 87 第一節 整合性を欠いた論点 89 第二節 アナロギーの視点 97 第三節 文明的進歩から文化的推移へ 108 第四節 三種類の時代区分 118 第五節 古代から七九四年まで 134 第六節 平安時代 144 第七節 鎌倉・室町時代 152 第八節 徳川時代 160 第九節 明治時代 169 註 175 第三章 日独の学術文化 189 第一節 ドイツ・ゲルマニスティク 191 第二節 東洋言語研究 209 第三節 明治時代の国学 225 註 241 第四章 結 論 255 あとがき 263 文献一覧 xxx 図版出典 xxix 事項索引 xviii 書名索引 xi 人名索引 i
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