
国フェスの社会言語学
多言語公共空間の談話と相互作用
猿橋順子
2021年7月26日
三元社
2,530円(税込)
人文・思想・社会
国名をテーマにしたフェスティバル「国フェス」。 国際交流・理解を謳い、期間限定でそこに持ち込まれる多種多様なモノ・コト・価値の数々。それらの談話ーー言語・非言語を含む、有意味な記号活動のすべてーーを、マルチモーダル談話分析、言語景観研究、地理記号論の三つの視点を基盤に複数の手法で精査し、複雑に展開される相互作用を紐解いていく。 国フェス研究が、在日外国人コミュニティとホスト社会を架橋する可能性に向けてーーーー。 ■序 ■第1章 国フェスの社会言語学的研究ーー意義と方法 ■第2章 調査の手順と国フェス事例の概要ーー開催の趣旨と経緯 (ナマステ・インディア/ブラジルフェスティバル/ラオスフェスティバル/ベトナムフェスティバル/アイ・ラブ・アイルランド・フェスティバル/おいしいペルー/コートジボワール日本友好Dayアフリカンフェスティバル/カンボジアフェスティバル/台湾フェスタ/アラビアンフェスティバル/ディワリ・イン・ヨコハマ/One Love Jamaica Festival/日韓交流おまつり/ミャンマー祭り/ベトナムフェスタin神奈川/その他の国フェス) ■第3章 国フェスのチラシのマルチモーダル談話分析 --A4紙一枚に凝集される国フェス ■第4章 国フェス会場に展開される国名・地名ーー想像の国家空間 ■第5章 トークショーでの二言語使用ーー通訳が介在する相互作用 ■第6章 参加型の言語関連活動ーー文化資本としての当該国言語 ■第7章 音楽ライブでの多言語使用ーー多言語シンガーと観客の相互作用 ■第8章 感染症対策を講じた国フェスから見えること --「新しい日常」における国際交流イベントの課題と展望 ■第9章 結論ーー多様性が価値づけられる多言語公共空間形成過程への示唆 コラム あとがき 引用文献
close

ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
X

LINE
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
みんなのレビュー