絵画における真実

近代化社会に対するセザンヌの実践の意味

永井隆則

2022年4月5日

三元社

22,000円(税込)

ホビー・スポーツ・美術

「セザンヌには美という観念はなかった。あるのは真実という観念だけだった。」 (エミール・ベルナール、1907年10月1日) 何故、何のためにセザンヌは描き続けたのか? 日本を代表するセザンヌ研究者が、画家の存在に関わる究極の問いに答える! はじめに 7 第1部 「絵画における真実」を探求した画家の生涯と作品 19 第2部 創作主体としてのセザンヌ 141 第1章 書簡に表明された芸術観 143 第2章 理想郷としての女性表象 185 第3章 「仕上げ(fini)」の否定と「絵画における真実」の自覚 228 第3部 セザンヌの芸術環境 251 ●芸術家   第1章 過去の巨匠たちとの対話 254   第2章 印象派の美学とセザンヌ 277   第3章 ロダンとセザンヌの芸術的連帯 296 ●批評家 第4章 社会参加としてのゾラの美術批評 340 第5章 ゾラとの共同作業としての芸術観の樹立 370 ●コレクター   第6章 コレクター 414 ●工芸家とデザイナー   第7章 アール・ヌーヴォーと生命主義思想 432   第8章 セザンヌとモダン・デザイン 456 第4部 セザンヌの「場所」 479 ●土地   第1章 パリ滞在の意味 ──芸術と自然の弁証法 482   第2章 セザンヌのアルカディア ──プロヴァンス 515   第3章 ジャズ・ド・ブッファンとセザンヌ絵画の原初的意味 528 ●社会   第4章 セザンヌの社会史研究の可能性 568   第5章 近代化社会における「感覚の実現」の意味 608 おわりに 657 あとがき 667 ───── Truth in Painting: The Meaning of Cezanne’s Practices for a Modernizing Society 1 註 11 文献表(Bibliography) 120 人名索引 153 事項索引 161 引用図版出典一覧 171

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