
グスタヴ・アドルフの歩兵
北方の獅子と三十年戦争
オスプレイ・メンアットア-ムズ・シリ-ズ
リチャ-ド・ブレジンスキ- / 小林純子
2001年6月30日
新紀元社
1,100円(税込)
人文・思想・社会
スウェーデン、そして「三十年戦争」の英雄として称えられるグスタヴ・アドルフ。彼は国内政策、対外政策ともにその手腕を発揮し、単なる辺境の小国であったスウェーデンをバルト海の制海権を得るまでに成長させた。そして、ドイツを舞台にヨーロッパがカトリックとプロテスタントに分かれて争った「三十年戦争」の折りには、プロテスタントを擁護してドイツに侵攻。「北方の獅子」として熱烈な支持をもって迎えられる。志半ばにしてリュツェンにて非業の死を遂げるが、のちの時代でも、革新的な軍事改革を行った超人的な人物として語られるようになった。はたしてグスタヴが行った軍事改革とはいかなるものであったのだろうか。本書は、グスタヴ・アドルフ指揮下のスウェーデン軍の編制と歩兵部隊にスポットをあて、当時の回想録やスウェーデン、ドイツの公文書館が所蔵する未公開文献をもとに、彼の軍隊の真実に言及した1冊である。
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