ExtrART file.27

FEATURE:死を想い、生を描く

アトリエサード

2020年12月28日

アトリエサード

1,320円(税込)

ホビー・スポーツ・美術

こんな作家に出会ってほしい…… ヴィジュアルをメインにした誌面構成で、既存のアートの価値観にとらわれず、展覧会レポなどを通して、個性的なアーティストや作品を紹介していく、少々異端派なアートマガジン、ExtrART(エクストラート)。 file.27のフィーチャーは「死を想い、生を描く」。 死に想いを馳せてみよう。 そうすることで、新たな生のあり方が見えてくるはずだ。 死を描くのではなく、死を想うことで生を描く作家たち。 これ以外にも多彩なこだわりの表現をピックアップ! ◎掲載作家/亀井三千代、伊東明日香、村上仁美、ある紗、田中童夏、キジメッカ、多賀新、東學、山本竜基、高瀬実穂子、北見隆、後藤麦×今大路智枝子 ◎亀井三千代《絵画》  〜隠され、虐げられているものを、できる限り美しく描いて光をあてたい〜  ★解剖学という「死」に学んだものを、春画を借用して「生」へと転換させる ◎伊東明日香《絵画》  〜死を意識することで見えてくる、自然と共存する生き方の指標〜  ★より美しい「生」をまっとうするために、「死」と向き合う ◎村上仁美《陶》  〜プリミティブな世界で、生/死を問いかける〜  ★焔は、死を通して、不変の強さと美しさという、新たな生を付与する ◎ある紗《絵画》  〜少女は、死が放つ冷気に気付いてしまった〜  ★生死の狭間の葛藤の中で、孕み産む予感を抱える ◎田中童夏《絵画》  〜死に向かって、なだらかに下っていくかのような空気感〜  ★その死の世界は、会えなくなった誰かと出会える場所 ◎キジメッカ《絵画》  〜異形となって、生きる力を身につける〜  ★コロナ禍の中、新たな再生を夢見て再び描き始める ◎多賀新《絵画・版画》  〜ストリップ劇場に住み込んでいた頃、銅版画の魅力に目覚め、プレス機を楽屋に持ち込んだ。〜  ★乱歩的な幻想、エロスから、仏像に想を得たタナトスの探求へ  /文・志賀信夫 ◎PICK UP ARTISTS ◎東學《絵画》  〜女性の衣も心も暴いて描かれた「肌絵」の数々〜  ★女性の魔性的な情念を赤裸々にする ◎山本竜基《絵画》  〜この世の森羅万象すべてを描きたい〜  ★ストイックに大胆に、半径3メートル以内のリアルを描く  /文・志賀信夫 ◎高瀬実穂子《版画》  〜植物やキノコだけが繁茂する、人の気配のない最果て〜  ★生死のサイクルを静かに続ける、植物やキノコの営為に惹かれて ◎北見隆《絵画》  〜自分の絵は、フォークアートや日本の南蛮画の系譜だと思っている。  ★60年代のイラスト文化を受け継ぎ、独自の幻想世界を描き出す  /文・志賀信夫 ◎REPORT ◎後藤麦×今大路智枝子「感能植物」展  〜植物を愛する写真家と、植物で肌を染めるアーティスト〜  ★呪術的なボディアートと、それが放つオーラを捉えた写真 表紙及び目次背景/亀井三千代 《春》 執筆者名を省略した記事/文・沙月樹京

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