ナイトランド・クォータリーvol.33 人智を超えたものとの契約

アトリエサード / ワシントン・アーヴィング / N・K・ジェミシン / マイクル・ムアコック

2023年8月30日

アトリエサード

2,090円(税込)

人文・思想・社会

幻視者のためのホラー&ダーク・ファンタジー専門誌《ナイトランド・クォータリー》。 vol.33の特集は「人智を超えたものとの契約」。 神であれ、悪魔であれ、それ以外の人ならざるものであれ、 その存在と契約したいと願うのは、 自分ではどうにもならない問いかけを 生きていくために解決したいという思いだろう。 悪魔と契約してでも叶えたい欲望。 神との契約によって得られる安寧。 人智を超えるものとの契約を想像してみる。 そこには、人智を超える恐怖が潜んでいるのかもしれないーー 小説はワシントン・アーヴィング、ジョン・メイスフィールド、N・K・ジェミシン、アレクサンダー・レルネット=ホレーニア、マイクル・ムアコック、ウィリアム・ゴイエン、ジョン・ウェブスター、石神茉莉、飯野文彦、花田一三六。 ほかに、デジタルゲーム〈女神転生〉シリーズの原作者としても知られる作家・西谷史インタビュー、ブックガイドなど、コラム記事も満載! 【Story】 ■ワシントン・アーヴィング「悪魔とトム・ウォーカー」/訳:待兼音二郎 ■ジョン・メイスフィールド「悪魔と老船長」/訳:岡和田晃 ■N・K・ジェミシン「レキシントン通りの川岸で」/訳:貝光脩 ■アレクサンダー・レルネット=ホレーニア「ランデヴー」/訳:垂野創一郎 ■マイクル・ムアコック「深紅の真珠(後編)」/訳:健部伸明 ■ウィリアム・ゴイエン「町の上の人影」/訳:菅原慎矢 ■石神茉莉「〈サイクル・マージナル〉Have The Luck of The Devil」 ■飯野文彦「本の怪」 ■花田一三六「不定期連載〈tribute circus〉人の助言を聞かぬ者は」 【Play】 ■ジョン・ウェブスター「白い悪魔 第二幕 第二場」/訳:岡和田晃 【Interview】 ■西谷史インタビュー「主観的な真実を、フィクションという「客観」で伝える」/聞き手:岡和田晃・岩田恵、構成:岡和田晃 【Movie】 ■クローネンバーグの帰還、あるいはアートの怪物の誕生『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』/深泰勉 【Essay】 ■巻頭言 /いわためぐみ ■『ファウスト』がはらむ笑いの要素を掘り起こした小西悟訳の魅力/待兼音二郎 ■信長と陰陽道/西谷史 ■魔神と魔術師の召喚物語〜使役しているのか、それともされているのか〜実在のファウスト博士と魔術書の交点について/健部伸明 ■人智を超えたものとの契約、資本主義・ビーダーマイヤー・スペクタクル/岡和田晃 ■儚き人間の欲望〜『アラビアンナイト 三千年の願い』&『スペードの女王』/浅尾典彦 ■古今お化けと証文の関係/深泰勉 ■「契約という悪夢」が魅せる幻覚と現実/深泰勉 ■アーサー王伝説 色眼鏡〜騎士道における誓約編/小宮真樹子 ■十字路の悪魔を求めて。〜映画『クロスロード』とヴードゥー教の神々/丸屋九兵衛 ■悪魔はなぜ契約をするのか?/鈴木一也 【Game】 ■ゲームと契約、あるいは美学ある縛りプレイ/徳岡正肇 【Book guide】/岡和田晃 ■『現代語訳 信長公記』と『信長あるいは戴冠せるアンドロギュヌス』 ■濃密な文体の連なりからなる恐怖と、魔術師の成長〜小田雅久仁『禍』/ワイス&ペリン『レイストリン戦記3・4』

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