
国際カルテル
狙われる日本企業
有吉 功一
2020年5月25日
同時代社
2,090円(税込)
ビジネス・経済・就職
グローバル化の知られざる影 「アメリカ司法省にとって、日本企業とその社員は、イージーターゲットだ」 30人を超える日本人ビジネスマンが、アメリカの刑務所送りになっていた。 さらに30人が国際指名手配にーー。 「史上最大」の自動車部品国際カルテル事件を追った10年。 海外法務リスクに警鐘を鳴らす! ふつうに仕事をしていた日本人ビジネスマンが、ある日突然、アメリカ司法省に摘発される。国際カルテル事件に関与したとされ、独禁法違反に問われる。ある者は海を渡り、司法取引を結ぶ。その結果は連邦刑務所行きだ。またある者は、起訴されても日本国内に立てこもる。 囚人を選ぶか、逃亡者を選ぶか、究極の選択を迫られる。 企業も重いペナルティーを科される。100億円を超える罰金も珍しくない。汗水たらして稼いだ利益が一瞬にして吹き飛ぶ。 アメリカ司法省にとって、日本企業とその社員は、イージーターゲットだ。 まずは、敵を知ることから始める必要がある。 第1章 「史上最大」のカルテル事件 第2章 アメとムチ 第3章 日本人に禁錮刑 第4章 司法妨害という落とし穴 第5章 カフカ的世界 第6章 日本人引き渡しの可能性は? 第7章 李下に冠を正さず
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