アーカイブズと歴史学

日本における公文書管理

小池聖一

2020年6月17日

刀水書房

3,960円(税込)

人文・思想・社会

「アーカイブズ=公文書館は,記録を未来に向けて保管し,検証によって今日に活かす存在である」。市民・国民のための器として,歴史文書館とは異なる独立したアーカイブズを再構築する事が,本書の目的である はじめに  序章 公文書管理とはなにか    第1節 公文書管理法の特徴    第2節 公文書管理の三つの段階と二つの管理形態  第1章 日本におけるアーカイブズと歴史学    第1節 日本におけるアーカイブズの特質    第2節 歴史学との関係性  第2章 公文書管理法成立時からの問題点    第1節 公文書管理法が成立する過程における「歴史公文書」と「特定歴史公文書」   第2節 公文書管理法と公文書管理委員会  第3章 公文書管理法改正試案    第1節 「公文書管理の改革に関する最終報告」と野党提出改正案の問題点    第2節 公文書管理委員会の問題点      1.公文書管理委員会にみる公文書管理法の問題点      2.閣議・閣僚懇談会等、国家意思決定文書問題       3.「歴史公文書」問題と評価・選別    4.「時の経過」   第3節 公文書管理法改正の要点   第4章 国立公文書館の問題点    第1節 国立公文書館の公文書管理     第2節 国立公文書館の方向性     第3節 国立公文書館の今後について   第5章 公文書管理の明日   第6章 広島大学文書館の実験    第1節 広島大学文書館の設立と理念    第2節 機関アーカイブズとしての大学文書館     第3節 公文書統一管理下の大学文書館、その障害   これからの大学文書館   終章 アーカイブズ・公文書館の今後ー国民・市民の「歴史」     第1節 アーカイブズと国民・市民     第2節 「地」のアーカイブズ     第3節 糸を紡ぎ、編むー家の歴史(Family history)   おわりに

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