「心の専門家」はいらない
新書y
小沢牧子
2002年3月31日
洋泉社
770円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
現在、社会で良きもの、必要とされているものを根底から問う!ここ五、六年、事件・事故が起こるたびに声高に叫ばれるものに「心のケア」「心の教育」という耳に心地いい言葉がある。なぜ、この風潮はかくも社会に浸透し、蔓延したのか?日常の関係に目を向けることを避け、「心の専門家」に依存し、そこに救済願望を託す「心主義」と言いたくなる傾向に対し、長年、臨床心理学の問い直いに携わってきた著者が、この学問の何が問題かを白日の下にさらす。「相談という商品」を「一緒に考え合う日常の営み」を取り戻す道を探る試み。
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俺にはこの本を批判する力がない
臨床心理士を目指している私は、強烈なタイトルに惹かれて読了。 読み終えて、どうしようもなくなった。言っていることが一側面的でどこから批判すればいいのかわからなくなったからだ。 この著者の言っていることが核心をついているとは思えない。専門家には謙虚さを持って、自身の専門性を真摯に学習し続ける必要があるという点には賛同するが、それ以外の臨床心理学への考察は、本当に臨床心理学を学んだのか問いてみたくなるほどにわかっていなかった。現在進行形で学んでいる私でさえも気づく偏った観点は逆に感心させられた。 しかし、批判的な視点は臨床心理学にも必要であるので、その視点を自身の中で何度も問いてみたいと思う。 この本の教訓として、考察内容の再検討が必要であることを学んだ。
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