季刊ビィ! 126号

依存症・AC・人間関係…回復とセルフケアの最新情報

ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)

2017年3月10日

アスク・ヒューマン・ケア

880円(税込)

美容・暮らし・健康・料理

季刊『Be!』は依存症・アダルトチルドレン・共依存・トラウマ・発達障害などさまざまな課題を抱えて生きる人と、援助者のための雑誌です。 ◆特集「嫌われてるかも」と思ったとき、できること  非難された、無視された、皮肉を言われた、距離をとられた……  こんなとき、どうしたらいい? 事態をみきわめ、自分の心を確かめ、  望む結果に近づく方法を考える。  【PART1】こんなことが起きていませんか?  【PART2】「私を嫌ってる?」相手側の事情  【PART3】私はどうしたい? そのためにどうすれば?  【アドラー心理学からのヒント】嫌われる勇気より、「好きになる勇気」がカギ! ◆インタビュー 大藪順子さん  日米で活躍するフォトジャーナリスト。  性暴力被害者のポートレートを集めた写真プロジェクト「STAND」が全米を揺さぶった。  「この人はお母さんに似ている、妹と似ている……そうして今まで自分が性暴力に無関心でいたことに気づくんです」  大藪さん自身、性暴力のサバイバーだ。捜査、犯人逮捕、裁判、転居……同じ体験をした人との出会いを経て、このプロジェクトを立ち上げた。  性暴力の温床となる価値観にあふれた日本の現状にも警鐘を鳴らす。 ◆《性犯罪の隠れた被害者》スティグマを抱えた加害者家族を支援する  大森榎本クリニックで行なわれている「性犯罪加害者家族支援」のグループは、「母親」「父親」「妻」と3つに分かれている。それぞれが抱えるものは、どう違うのか? 苦悩する母親と、戸惑うばかりの父親ーー。 妻にとって、問題は決して「過去」にならないことーー。 支援のありかたを聞いた。 ◆アルコール 薬物 ギャンブル 国の依存症対策 どうなる?  カジノ解禁への一歩となる「IR推進法」が成立して以来、相次いだ「IR推進ありき」の報道。でも実際は? そして同時期、薬物依存症対策にからむ「再犯防止推進法」が成立。またアルコール健康障害対策基本法の所管が29年度から内閣府から厚労省へ移ることも決定。  こうした中、厚労省に設置された「依存症対策推進本部」は、アルコール・薬物・ギャンブルの3チームとなった。 ……複雑化する局面を読み解いて、見えてくるものは? ◆「薬物報道ガイドライン」を作ろう  エスカレートする一方の、有名人をめぐる薬物事件報道。  依存症への誤解や偏見を助長するだけではなく、若いハイリスク層、薬物問題を抱える人、回復を始めたばかりの人、家族に対しても、無視できない影響がある。  関係団体や専門家らの「依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク」が提案する、報道ガイドラインの中身やその経緯とは?

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