
量子分光化学
分光分析の基礎を学ぶ
河合 潤
2015年3月5日
アグネ技術センター
2,640円(税込)
科学・技術
コンプトン散乱の波動論的な導出などについて増補。 分光学に現れる量子力学を理解するための分光分析の教科書。分子軌道計算のような量子力学計算プログラムや分光器を実際に扱うための「教養」を意図し、様々な量子分光法の教養基礎を紹介する。 シンクロトロン放射光を用い最先端の分光実験を行っている人にも好適。 増補改訂版 まえがき まえがき(初版) 第1章 X線のブラッグ回折とボーアーゾンマーフェルトの量子化条件 1. ボーアーゾンマーフェルトの量子化条件 2. 単振動の例 3. 結晶によるX線の反射ーブラッグの式の例 参考書+読書案内 Appendix コンプトン散乱の波動論的な扱い 第2章 最小作用の原理と屈折 1. デカルトの粒子説による光の屈折の説明 2. フェルマーの波動説による屈折の説明 3. 量子論の屈折 4. 群速度,波束,ハイゼンベルクの不確定性原理 Appendix 光子の質量,運動量,スピン 参考書・参考文献+読書案内 第3章 シュレディンガー方程式・ハイゼンベルクの行列力学・流体力学 1. シュレディンガー方程式の導出 2. ハイゼンベルクの行列力学 2.1 励起水素原子の線スペクトル 2.2 調和振動子と原子 2.3 連続した2つの遷移 3. 流体力学との類似性 参考書・参考文献+読書案内 第4章 摂動論とイオン結晶 1. 時間に依存しない摂動 2. イオン結晶への応用 参考書・参考文献 Appendix 水素原子の波動関数 第5章 黒体放射と時間を含む摂動:レーザー,光学遷移 1. レーリーージーンズの式における∫→Σの入れ替え 2. アインシュタインの遷移確率(1916年) 3. He-Neレーザー 4. 時間に依存する摂動 参考書・参考文献 第6章 調和振動子:WKB近似,場の量子化 1. 調和振動子 2. 生成・消滅演算子による調和振動子の扱い 3. 調和振動子のWKB近似による取り扱い 4. 電磁場の量子化 参考書・参考文献 第7章 遷移金属化合物の電子分光 参考書・参考文献 第8章 対称性:分子の対称性と有限群 参考書・参考文献 Appendix 群の定義 第9章 赤外分光,スメカルーラマン分光,電子と電磁波の相互作用 1. 振動スペクトル 2. 分子の回転の量子化 3. スメカルーラマン分光 4. 電磁場と電子の相互作用 5. クラマースーハイゼンベルク方程式 参考書・参考文献+読書案内 第10章 対称性:スペクトルの多重項構造と無限群,角運動量 参考書・参考文献+読書案内 増 補 (1) ディラック方程式 (2) オイラーーラグランジュ方程式 (3) 2p1/2と2p3/2について (4) 3章p.46, 問1の答 (5) 等角反射 (6) 4章のレポート問題 あとがき 索 引
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