
ルシファー・エフェクト ふつうの人が悪魔に変わるとき
ふつうの人が悪魔に変わるとき
フィリップ・G.ジンバルドー / 鬼澤忍
2015年8月3日
海と月社
4,180円(税込)
人文・思想・社会
本棚に登録&レビュー
みんなの評価(3)
starstarstarstarstar
読みたい
11
未読
1
読書中
0
既読
8
未指定
20
登録しました。
close

ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
シェア

LINE
リンク
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
© Rakuten Group, Inc.
キーワードは1文字以上で検索してください
toruo
(無題)
面白い本をいろいろ紹介されている方の熱の入った書評に惹かれたので手にとってみた。すさまじく長くまるで広辞苑のような分厚さと重さで読むのが非常に大変でしたが…。しかしこれは衝撃の内容。筆者はスタンフォード大学の心理学の教授なのだが前半は自身が行って物議を醸した「スタンフォード監獄実験」の克明な記録。それこそ日時で詳細に内容を紹介してある。そして後半は当時大きなニュースとなった米軍がイラクで行ったアグレイブ刑務所での捕虜虐待の分析。作者はこの虐待事件の検証にも参画していた。全体を通しての結論は、問題の所在はシステムにあるのであって生まれつき邪悪な人間が事件を引き起こすのではない、ということ。つまり普通の人と自分では思っている我々の誰もが置かれた立場と状況によっては悪魔になり得る(ルシファー・エフェクト)ということを言っている。そしてその意見にはじゅうぶんな説得力があった。きつい内容だし衝撃的な写真も載っているうえ長大なので誰にでも薦められるとは思わないが非常に重要な作品だと思いました。
全部を表示
いいね0件