
唯識
こころの仏教
龍谷大学仏教学叢書
楠淳證
2008年9月30日
自照社出版
2,640円(税込)
人文・思想・社会
“こころ”を解き明かし、生死を超えて悟りへと至る“仏に成る道”を示した唯識仏教はどのように成立し、展開していったのか。インド・中国・日本における唯識仏教の成仏道を明らかにした上で、行基・貞慶の求道・実践の姿や興福寺の法会等から、南都の学僧たちがこの教えをいかに受けとめ、どのような仏教文化を育んでいったのかを浮き彫りにする。また近年、西洋心理学との出会いにより新たな展開をも見せる唯識仏教について、多彩な執筆者により多角的に解き明かす。
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