もういちど村上春樹にご用心

内田樹

2010年11月30日

アルテスパブリッシング

1,760円(税込)

人文・思想・社会 / 楽譜

『1Q84』やエルサレム・スピーチをウチダ先生はどう読んだのか? ハルキ文学の読み方がもういちど変わる! 新たなテクストとともに『村上春樹にご用心』を再構成=アップデートした改訂新版、待望の刊行! 新版の読者のみなさんへ はじめに──村上春樹の太古的な物語性について 1 初心者のための村上春樹の「ここが読みどころ」  1 ご飯を作るシーンと掃除をするシーン  2 トラウマとその「総括」  3 海外生活  4 「学生運動」について  5 世界に構造を与える力  6 セックス・シーン  7 司馬遼太郎と村上春樹の「フェアネス」 2 『1Q84』とエルサレム・スピーチを読む 壁と卵──エルサレム・スピーチを読む 1Q84読書中 「父」からの離脱の方位 「子ども」に今できること──『1Q84』BOOK3評 困ったときの老師頼み 3 村上春樹の世界性 「ノーベル賞受賞祝賀予定稿」2009年ヴァージョン 村上春樹と司馬遼太郎 「父」の不在 霊的な配電盤について 『冬のソナタ』と『羊をめぐる冒険』の説話論的構造 食欲をそそる批評 激しく欠けているものについて 【特別対談】柴田元幸×内田樹『村上春樹はからだで読む』 4 翻訳家・村上春樹の翻訳を語る   「翻訳=写経」論   村上春樹の翻訳作法   村上文学が世界性を獲得した理由   奇跡のタッグ   趣味は翻訳 すぐれた物語は身体に効く 『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を読む 「君」とはホールデン自身である 極東のアヴァター〜『羊をめぐる冒険』と『ロング・グッドバイ』 5 うなぎと倍音 うなぎくん、小説を救う 太宰治と村上春樹 倍音的エクリチュール 100パーセントの女の子とウェーバー的直感について 6 雪かきくん、世界を救う 村上春樹の「労働哲学」 村上文学における「朝ご飯」の物語論的機能 お掃除するキャッチャー After dark till dawn 村上春樹とハードボイルド・イーヴル・ランド [コラム] 「手持ちの資源でやりくりする」こと〜『走ることについて語るときに僕の語ること』評 三〇〜四〇代の女性に薦める一作『神の子どもたちはみな踊る』 『ペット・サウンズ』の思い出 アーバンとピンボールの話 旧版のあとがき 新版のあとがき

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