ハンドテストとロールシャッハ法

投影法バッテリーを学ぶ

佐々木 裕子

2011年6月30日

遠見書房

3,300円(税込)

人文・思想・社会

この本は,投影法検査「ロールシャッハ」と「ハンドテスト」を,実際の臨床現場でのクライエント理解のためにテストバッテリーとして用いることを模索した臨床実践の1冊です。 一般にテストバッテリーというと「意識水準を捉える質問紙法と無意識水準を捉える投影法の組み合わせ」と理解されていますが,本書によってこうした心理検 査法に関する誤解を解消することができればと思っています。そのために,心理検査法が捉える人格側面についての基礎的な理論枠として「投影次元」概念を提 案しました。これによって,心理検査法として最も重要な技法とされるロールシャッハ法と,新しく開発された投影法検査であるハンドテストの投影法バッテ リーを組むことで,心理アセスメントを非常に有意味なものとすることができます。 本書を通して,読者の皆様に投影法を用いた事例解釈の手ごたえの深さ,反応プロトコルを辿っていく中で立ち上がってくる,被検者(クライエント)の人となりを味わうことの醍醐味も伝えられたらと願っています。

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