絵は語り始めるだろうか
日本美術史を創る
佐藤康宏
2018年12月19日
羽鳥書店
13,200円(税込)
ホビー・スポーツ・美術
絵画の中で何が起きているのか? 「絵は語り始めるだろうか」(1993年)以降20余年の間に発表した論考のなかから31編を〈どういえばいいのだろう〉〈記述と鑑識〉〈語りなおす〉〈批評と翻訳〉の4部構成にまとめる。すべての論考の末尾には「後記」(短い解題、補註)を付す。図版480点掲載。 若冲研究の第一人者が、そのときどきの日本美術史研究をめぐる状況を鋭く問う。 どういえばいいのだろう 1 絵は語り始めるだろうか 2 中国絵画と日本絵画の比較に関する二、三の問題ー戸田禎佑『日本美術の見方』を受けて 3 日本絵画の中の文字 4 境界の不在、枠の存在ー日本美術について私が知っている二、三の事柄 5 つなげて見るー「名作誕生」展案内 6 連想・日本美術史附 宣伝文二題 記述と鑑識 7 ディスクリプション講義 8 若冲という事件 9 真贋を見分けるー江戸時代絵画を例に 10 若冲・蕭白とそうでないもの 11 プライス本鳥獣花木図が若冲の作ではないことー辻惟雄氏への反論 語りなおす(1) 12 室町の都市図 13 高雄観楓図論 14 南蛮屛風の意味構造 15 又兵衛風諸作品の再検討 16 物語絵の伝統を切断するー岩佐又兵衛「梓弓図」 17 見返り美人を振り返る 18 江戸の浮世絵認識 語りなおす(2) 19 中国の文人画と日本の南画 20 戦略としてのアナクロニズムー明末奇想派と曾我蕭白 21 蕭白のいる美術史 22 雨後の菡萏ー渡邉崋山「芸妓図」を読む 23 雅の断末魔ー菊池容斎「呂后斬戚夫人図」 24 近代の日本画ー前近代の眼で 25 小林清親の東京名所図ー「海運橋」を中心に 批評と翻訳 26 文化庁の仕事ー見えない博物館 27 国立博物館・美術館等の独立行政法人化問題ー美術史学会からのアピール 28 放送大学試験問題文削除事件 29 書評・展覧会評・選評 30 [翻訳]ノーマン・ブライソン「言説、形象ー『言葉とイメージ』第一章」 31 [翻訳]ノーマン・ブライソン「身体を西洋化するー明治洋画における女性・美術・権力」
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