
歴史のなかのドイツ外交
板橋 拓己 / 妹尾 哲志
2019年8月9日
吉田書店
3,300円(税込)
人文・思想・社会
気鋭の研究者6名が、第二帝政期から現代に至るドイツ外交の“転換点”に焦点を当て、新たなドイツ外交史像を描いた力作。 執筆者=板橋拓己、妹尾哲志、飯田 洋介、北村 厚、河合 信晴、葛谷 彩 総 論 第1章 ビスマルク外交から「新航路」政策へ ーーヘルゴラント・ザンジバル協定にみるドイツ外交の継承と変容ーー【飯田洋介】 はじめに 1 ビスマルク外交におけるヘルゴラント 2 ビスマルク外交における東アフリカーー連携と衝突 3 カプリーヴィ政権下での条約交渉 おわりにーードイツ外交におけるヘルゴラント・ザンジバル協定の位置づけ 第2章 シュトレーゼマン外交の東方政策 ードイツ・ポーランド清算協定を中心にーー【北村 厚】 はじめに 1 戦間期ポーランドにおけるドイツ人マイノリティ問題 2 シュトレーゼマン外交とマイノリティ保護政策 3 ドイツ・ポーランド清算交渉の展開 4 国際連盟での攻勢とドイツ・ポーランド清算協定の締結 おわりに 第3章 「西側結合」と「宰相民主主義」 ーールクセンブルク補償協定をめぐるアデナウアー外交ーー【板橋拓己】 はじめに 1 「接近と和解」に向けて 2 「危機の連続」の交渉 3 協定批准をめぐる争い おわりに 第4章 ブラントの「東方政策」と対ポーランド関係 ーーワルシャワ条約調印への道ーー【妹尾哲志】 はじめに 1 戦後西ドイツ外交と対ポーランド関係 2 ブラント政権の「東方政策」とワルシャワ条約調印への道 おわりにーー戦後独ポ関係改善の土台として 第5章 東ドイツ外交の成果と限界 ーー両独基本条約交渉(一九六九〜七二年)を例にーー【河合信晴】 はじめにーー東ドイツ外交はドイツ外交の逸脱例なのか? 1 一九六〇年代後半における東ドイツをめぐる国際環境 2 両独首脳会談の開催と「冷却期間」(Denkpause) 3 権力交代と両独交渉の進展 4 両独基本条約交渉と東ドイツ外交 おわりにーー東ドイツ外交の成果とその位置づけ 第6章 「回帰」する歴史? ーー統一ドイツ外交政策論争における「覇権国」の位相ーー【葛谷 彩】 はじめに 1 シェーンベルガー「意に反した覇権国」をめぐる論争 2 ゲッペルト:「半覇権国」のディレンマとしての「ドイツ問題」の再来 3 クンドナニ「ドイツのパワーの逆説」:地経学的半覇権国としてのドイツ 4 ミュンクラー「中央に位置する大国」:地政学の復活? おわりに あとがき 索引(人名・事項)
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