
虫の生活
群像社ライブラリー
ヴィークトル・ペレーヴィン / 吉原深和子
1997年11月20日
群像社
1,980円(税込)
小説・エッセイ
日々回転しつづけるわたしたちのこの世界はフンコロガシに押されていく糞の玉だ。その中で他人の生き血を吸うことに明け暮れる蚊=ビジネスマンが飛び回り、闇の中で光の意味について蛾=若者が語り合い、いつか陽の目を見ようと単調な穴掘り仕事をつづける蝉の子=労働者が這いずっている。人生は虫の生活に似ているなどと思ってはいけない。宇宙に行き交うものすべてが変態を続ける虫の自我の現れなのだからーカフカの『変身』で始まった二十世紀の文化を締めくくる小さく深い虫物語。
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