
神話・狂気・哄笑
ドイツ観念論における主体性
nyx叢書
マルクス・ガブリエル / スラヴォイ・ジジェク / 大河内泰樹 / 斎藤幸平 / 飯泉佑介 / 池松辰男
2015年11月25日
堀之内出版
3,850円(税込)
人文・思想・社会
アメリカにおけるヘーゲル・ルネッサンスの賑わいと、フランスのメイヤスーに代表される思弁的実在論の新展開。本書は今ドイツでもっとも注目を浴びる若き天才が、ジジェクとともにドイツ観念論の古典再解釈を通じて、そうした現代思想の新潮流を敢然と批判する。しかし、その展開は批判だけに留まらず、「存在論」を再び哲学の中心に据えることで世界を新たな理解へと導く。ドイツでブームとなっているガブリエルの書籍『なぜ世界は存在しないのか』のダイジェスト版論文の翻訳も特別収録。 本書は、2018年にドイッチャー記念賞を受賞し話題となった斎藤幸平氏が出版を企画し、監訳の一人を務めている。 日本語版へのまえがき 7 マルクス・ガブリエル 緒論 ポスト・カント的観念論への回帰を求めて 13 マルクス・ガブリエル スラヴォイ・ジジェク 第一章 反省という神話的存在 35 ーヘーゲル、シェリング、必然性の偶然性について マルクス・ガブリエル 1 仮象ーヘーゲルの反省論 2 神話という思考以前の存在 -反省の限界についてのシェリングの考察 3 必然性の偶然性 第二章 二つの自由をめぐる規律訓練 179 ードイツ観念論における狂気と習慣 スラヴォイ・ジジェク 1 ヘーゲルの習慣 2 自己のオートーポイエーシス〔自己ー制作〕 3 何も指示しない表現 4 習慣、動物、人間 第三章 フィヒテの哄笑 233 スラヴォイ・ジジェク 1 フィヒテの自我からヘーゲルの主体へ 2 絶対者と現象 3 フィヒテ的な賭け 4 障害(Anstoß)と事ー行(Tat-Handlung) 5 分割と限定 6 有限な絶対者 7 定立された前提 付録 「なぜ世界は存在しないのか」 315 マルクス・ガブリエル 訳者解説 329 あとがき 342 参考文献 353 索引 356
close

ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
X

LINE
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
みんなのレビュー