夢と爆弾

サバルタンの表現と闘争

友常 勉

2019年5月28日

航思社

4,180円(税込)

人文・思想・社会

反日・反国家・反資本主義 東アジア反日武装戦線、はだしのゲン、寄せ場労働者、被差別部落、 アイヌ民族、在日、水俣病の患者たち…… 近現代日本が抱える宿痾に対していかに闘い、何を失い、何を獲得・奪還したのか。 当事者による様々な表現・言説の分析と革命の(不)可能性をめぐる考察。 ●はじめに ヘテロな空間をつくりだせ  --2020東京オリンピックと戦後日本における都市下層労働者 ●流動的下層労働者 流動的ー下層ー労働者 山谷暴動の研究ーー資本主義的複合体と空間支配 狂気の輸出、沈黙の連帯ーー一九七五年六月、船本洲治の二通の「イショ」 商品の反ラプソディックな実在論とラプソディックな革命論ーー井上康・崎山政毅『マルクスと商品語』 ●東アジア反日武装戦線 武器を取れーー大道寺将司の俳句 解説 桐山襲『パルチザン伝説』 六朝美文とゲリラーー高橋和巳『捨子物語』 ギギギーー私闘するテロリスト漫画 ●サバルタンと部落史 サバルタンと宗教ーー被差別部落の経験から 〈矢田教育差別事件〉再考 部落解放運動の現在とこれから 〈党〉と部落問題ーー大西巨人『神聖喜劇』 ●アイヌ民族 日本が滅びたあとで 解題 新谷行『アイヌ民族抵抗史』を読むために ●表現と革命 国家の暗黒と審査文化ーー日航123便墜落事件と事故調査委員会 マルスとヴィーナスーー石牟礼道子と水俣病闘争 キュニコスの勝利ーー大島渚 〈キチガイ〉というサバルタン階級の時代ーー夢野久作『ドグラ・マグラ』 『新カラマーゾフの兄弟』のメタ・クリティーク 私的短歌論ノートーー吉本隆明『初期歌謡論』に寄せて 〈現在〉と詩的言語ーー吉本隆明・岡井隆・大道寺将司 痛みの「称」--正岡子規の歴史主義と「写生」

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