輪土（第3話）

本書はグラフィックデザイナーの「大将」とライター「姉御」が、“旅に出て、感じるまま思いのまま綴った”極私小説的冊子です。第三話の舞台は奥会津。福島に縁のなかった二人は、あることをきっかけにたびたび訪れることとなり、そこで出会った奥会津の風景にすっかり魅了されてしまいます。水の音が美しく響く奥会津に入り込み、そこで二人が感じた風や勾い、感覚が、頁をめくるたび味わえる一冊。ガイドブックには載ってない、旅の楽しみ方がここにある。