若者たちのBC級戦犯裁判 さまよう責任と埋もれた無念

野見山 剛

2022年6月14日

dZERO

2,530円(税込)

人文・思想・社会

1982年生まれの著者は、祖父の兵籍簿を読んだことを発端として、太平洋戦争の「埋もれた記録」に着目する。 横浜支局への配属を機に、横浜で開かれた国内唯一のBC級戦犯裁判(横浜裁判)の調査を開始。日本側資料の「黒塗り」に悪戦苦闘しながらも、米軍公開の裁判記録や巣鴨プリズン文書を収集、2年以上かけて解読・取材に取り組む。 戦争犯罪で死刑となった20〜30代の元日本兵。彼らはなぜ処刑されたのか。 米軍資料から掘り起こした膨大な裁判記録が示すのは、不毛な戦争と命令によって未来を破壊された若者の姿だった。 書き下ろし処女作。 序 章 消えゆく記憶、消えない記録 第一章 捕虜虐待事件の真相と過酷な運命 第二章 陸軍刑務所の米兵焼死と五人の被告 第三章 ニューギニアの米兵斬首と悲劇の連鎖 第四章 昭和史の謎、戦犯の遺骨の行方 第五章 今につながる「個人の滅却」と「機械視」 第六章 黒塗りの戦犯裁判記録を追いかけて

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