高田博厚=ロマン・ロラン往復書簡
回想録『分水嶺』補遺
高田博厚 / ロマン・ロラン
2021年10月31日
吉夏社
2,860円(税込)
残されていた「師弟」の交流記録1931-44。1931年より長くパリに暮らした彫刻家・高田と、彼に信頼を置いていたロラン。新発見となる、当時の二人が交わした23通に及ぶ往復書簡に見る「師弟」の記録。ナチス・ドイツ支配下のフランスに留まり、在仏新聞記者協会の役職にもあった日本人彫刻家による希有な時代の証言、さらに後年綴られた高田回想録『分水嶺』を補完するものでもある。高田のパリ時代、「ロランによる小林多喜二虐殺抗議文」を巡る論考なども収載。
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