タブッキをめぐる九つの断章

境界の文学

和田忠彦

2016年12月23日

共和国

2,640円(税込)

小説・エッセイ

『インド夜想曲』『レクイエム』などで現代イタリア文学に圧倒的な足跡を刻んだアントニオ・タブッキ。かれの最良の理解者のひとりにして友、そして翻訳者でもある著者が描き出す、タブッキに寄り添って歩んだ《旅》のメモランダム。夢や虚構と現実のあわいを生きたタブッキの風景と記憶が、かずかずの断片のなかに浮かびあがる。 タブッキの短篇「元気で」、そして1997年に収録されたふたりの対談を付す。 出遭いと記憶から旅の書物へ 1、タブッキの風景を旅して 2、夢の痕跡、夢のほんとう──『夢のなかの夢』 3、ペソアからの航海 4、ピム港の女をめぐって 物語の水平線──インタビュー一九九七 5、時の認識と虚構をめぐって──『他人まかせの自伝』 6、時の感情を書くことをめぐって──『時は老いをいそぐ』 追憶の軌跡 7、 墓碑銘としての手紙──『いつも手遅れ』 元気で──『絵のある物語』より(アントニオ・タブッキ) 8、 夢うつつのはざまで──『レクイエム』から『イザベルに』へ 9、 眼のひと──タブッキ展によせて 旅のゆくえ──あとがきにかえて タブッキ著作リスト

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