アントピア

だれもが自由にしあわせを追求できる社会の見取り図

ウォルター・モズリイ / 品川 亮

2023年1月15日

共和国

2,750円(税込)

人文・思想・社会

「ぼくたち全員の人生をよりよいものにするには、どうしたらいいのだろう?」--仕事、税金、収入、住居をはじめとする政治・経済から暮らしまで、社会主義と資本主義のハイブリッドを提起する20章。 『ブルー・ドレスの女』(ハヤカワ文庫)など、多くのミステリーで知られるアメリカを代表する黒人作家が、新しい社会のありかたを提言。政治、経済、差別、所有、食べもの、税、労働時間、文化などについてわかりやすく語りながら、21世紀の生き抜きかたを考えます。 著者への最新インタビュー、酒井隆史さん(社会思想史)による2万字解説を附す。 定価=2500円+悪税 まえがき 実現できるかもしれないすばらしい世界がある   アントピア 0 〈アントピア〉──完璧ではないぼくたち人間のための場所 1 まずはじめに信じたい二つのこと 2 人間は誤りを冒す 3 いったい誰のための進歩なのだろう? 4 人間は交換可能な部品にすぎない 5 なぜみんなが億万長者になれないのか? 6 もっと欲しいのに手に入らない苦しみ 7 最優先すべきほんとうに必要なもの 8 言葉がなくなれば人間もいなくなる 9 世界は個人の前にひれ伏す 10 嵐が来る前に屋根を直しておく 11 だれがなにを所有しているのか? 12 人間にとってどうしても必要な8つのもの 13 人間から労働力を奪う機械への課税 14 基礎食品と眠る場所の心配をなくす 15 所得税率は一定にし、真に自由な市場を守る 16 自分のほんとうの姿を見失ってはならない 17 そのためには“革命”が必要だ 18 資本主義と社会主義に手綱をかける 19 労働時間を減らし、日常から飛び出そう 参考文献 著者インタビュー:自身の奥深くを見つめ直し、そこで見つけたものを共有していく 解説:同化を拒みつつ、別の世界を考えるーーウォルター・モズリイについて(酒井隆史) 訳者あとがき

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