
近代朝鮮の政治文化と民衆運動
日本との比較
趙 景達
2020年3月10日
有志舎
8,580円(税込)
人文・思想・社会
現在、朝鮮半島にある二つの国家は、全く違う政治体制であるにもかかわらず、政治と交差する人間関係や社会のあり方がなお儒教的特徴を持っているとされる。これはとりもなおさず、政治文化というものが長期持続的なものであることを示している。本書は、近代移行期を中心に、朝鮮の儒教的政治文化がいかなるものであり、それがどのように民衆世界に浸透しつつ民衆運動のあり方を規定したのか、を解き明かす。また、東アジアにおいて儒教化が遅れた日本との比較も行い、安丸民衆史への再検討も行っていく。 序 章 政治文化と民衆運動 第一章 朝鮮王朝の理想と現実ーー儒教的民本主義の国家と民衆 第二章 壬戌民乱から甲午農民戦争へーー一君万民思想と民衆 第三章 大韓帝国の成立と民衆ーー一君万民国家の誕生 第四章 日露戦争と朝鮮ーー未知の政治文化との闘い 第五章 武断政治と民衆ーー沈黙する民衆 第六章 食生活の変容ーー「民は食を以て天となす」に非ずや? 第七章 朝鮮の米騒動ー静かな民衆 第八章 三・一運動の政治文化ーー祝祭から暴力へ 第九章 万歳運動の諸相ーー歓喜と恐怖の間 終 章 儒教的政治文化の比較史的位相 付編 通俗道徳と暴力ーー比較史的見地から 第一章 安丸史学の検証ーー道徳と逸脱をめぐって 第二章 転換期における民衆の暴力ーー比較史的視点から見た伊勢暴動
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