
心を省みる
四季折々の仏教の教え
長谷 慈弘
2017年3月15日
瀬戸内人
1,980円(税込)
人文・思想・社会
今年の桜は、どう見えましたかーー 心のあり方によって変わる、風景があります。 讃岐(香川)発のみずみずしい仏教エッセイ集。四国新聞の好評連載を書籍化。 京都学派の宗教哲学者・西谷啓治のもとで学んだ清光寺住職・長谷慈弘が、私たちの人生に寄り添う「仏教の教え」をやさしい言葉で紹介します。 はじめに 異なる木を見る 8 四月 計らいなく他に接し、計らいなく他が接すれば、そのままで自然に適っている 心の水脈 12 釈尊誕生 14 桜花 16 一年有半 20 巣立ち 24 五月 今が始点であるからこそ、過去から学ぶことが可能となり、未来に対処することが可能となる 師僧のおもいで 28 流水灌頂 30 鳥の声 36 賢善一夜偈 40 挨拶 44 六月 人生のあらゆる寒暑が、そのままで、輝きに満たされていることの自覚が「あるがまま」 わたしは混沌 48 あるがまま 50 六窓一猿 52 出家問答 56 梅雨の頃 60 七月 「執らわれない心」と言われれば、「執らわれない心」に執らわれるのが私たちである ジャンケン法意 64 執らわれない心 66 蟬の声に聴く 68 捨てること 70 沈黙と雷 74 八月 運命から逃げず、怯まず、たじろがない。災難に逢えば、抗うことなく災難を生きる 災難の生き方 78 私意を離れる 80 火も自ずから涼し 82 エール交換 86 心の調律 90 九月 私たちが為すべきは、「老い」に翻弄されることではなく、無相の心を実現すること 常識 94 老い 96 河を越えて 98 透明な風景 100 秋の響き 104 十月 完全無欠は美しい。その同じ美しさが、不完全で欠けたものにも看取される 分別 108 友人のおもいで 110 守・破・離 112 名残の月 114 絶対秘仏 118 十一月 一度捨ててしまうこと。凝り固まった頭をほぐし、心を重圧から解き放つ 出会い 122 風・幡・落ち葉 124 守・破・離(二) 126 木鶏 128 一休禅師忌 130 十二月 「無学」「離」の境涯は、「何もないことの中に、尽きることのないすべてがある」世界である 成道会 134 ゆるし・寛容・慈しみ 136 守・破・離(三) 138 臘八 140 蜘蛛の糸 142 一月 百花の先陣をきる開花のたよりは、やがて来る春の暖かさを予感させる 翁 146 丑年に憶う 148 雪の情景 152 卯年の初めに 156 龍 158 二月 「すべてのものは移りゆく。怠ることなく、つとめなさい」 白髪生ずれば 162 水中の水滴 166 涅槃会 168 「時空」感 172 蝶の羽ばたき 174 三月 表面に現れた行為のみならず、未だ表面に現れぬ心中の行為を等閑にしないことの大切さ 知るを知る? 178 心を省みる 180 年功序列 182 恩師との出会い 184 終活 186 あとがき 190
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