ハッピーライフ

北大路公子

2020年9月28日

寿郎社

1,650円(税込)

小説・エッセイ

日記をつけることで“幸福”を楔で心に打ち付ける女。17年間、帽子とマスクで顔を覆い商店街の中だけで暮らす女。夫の浮気相手である図書館司書を日々監視する女。理想の家庭を夢見ながら妻に家出されてしまった心優しい男…。穏やかで静かな町に暮らす人々の“不安”はやがて、「ある人々の存在」に向けられてゆく。彼ら/彼女らはいったい何者なのかー心揺さぶる濃密な連作短編、待望の書籍化。

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ころころむし

もうひとつの日常

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4.5 2020年09月28日

季刊「メタポゾン」に連載されていた短編が、長い時を経て一冊にまとまり、連作短編集として刊行されました。 誰にも描けない「均された世界」をどこにでもあるかのように読ませてしまう著者の才能。 え?と思う暇を与えない8篇。表題作は、穏やかで均された世界の入り口に私たちを立たせてくれる。人が入れ替わる世界とは?ある日夫が入れ替わっている。そしてそれがこの世界の日常。父もそうだった。みんなそう。ゴツゴツとした剥き出しの感情を抱えることなく、穏やかで均されている。 本当にそうだろうか、誰もがその日常に耐えられるのだろうか。 紛れもない傑作と断言できます。

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