
【POD】龍山寺の曹老人
林熊生(金関丈夫)
2021年4月10日
大陸書館
1,518円(税込)
小説・エッセイ
弥生人の渡来・混血説を提唱したことで知られる形質人類学者、金関丈夫氏は、昭和10年代に台北帝国大学医学部解剖学教授を勤め、人類学、考古学、民俗学の研究を行う傍ら、探偵小説を執筆した。 本書は終戦直後の台北で3巻出版された「龍山寺の曹老人」を、復刻版などを元にして現代仮名遣いにあらため刊行するものである。 いつでも台北龍山寺の堂の片隅に悠然と坐っている曹老人、しかし曹老人には、ごく一部の人にだけ知られた隠れた才能があった。どこかとぼけた、ユーモラスな雰囲気が魅力的な短編7編を収録。
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