花鳥の使

歌の道の詩学

尼ヶ崎彬セレクション 2

尼ヶ崎 彬

2023年3月25日

花鳥社

3,520円(税込)

人文・思想・社会

俊成、定家、宣長などの歌論を日本人論として繙く。 名著、待望の新訂版! 本書は、勁草書房版(1983年刊)のその後の不備を訂し、松岡正剛氏の的確な解説と、「『セレクション版』のためのあとがき」を収録した決定版です。 「颯爽たる一冊だった。「あや」をもって言葉をつかうとは。……見えていないものを見えさせる。この見方が秀抜だった。」(松岡正剛氏) 1 和歌のあやー序説に代えてー  序 二つの詞ーただの詞とあやー  1 二つの意味ーこころとことはりー  2 二つの付託法ー比と興ー  3 三つの曖昧化   (1)統辞の異常 (2)多義性 (3)引用  結び 2 心と物ー紀貫之ー  序  1 状況ー和歌の没落と復権ー  2 方略ー中国詩論との離別ー  3 本質規定ー和歌現象の自律性ー  4 形式規定ー修辞の要求ー  5 様式分類ー六つの歌のさまー  6 和歌の標準ー思いと付託ー  結び 3 世界を生む言葉 
歌の道の自覚ー藤原俊成ー  1 時代思潮  2 歌の道  3 語りえぬものの伝承  4 虚構と現実  5 作品の自立性  6 俊成歌論の位置 物狂への道ー藤原定家ー  序 数寄と道  1 継承と創造  2 空なる和歌  3 幽玄体  4 有心体  結び 4 不思議界の陀羅尼 
「あはれ」と「艶」-心敬1-  序  1 幻の程のよしあし  2 無常とあはれ  3 えんふかきことはり 冷えたる世界ー心敬2-  序 花紅葉と氷  1 心のあり方  2 詞の構成  3 世界の見え方  結び 5 世外の道 「物のあはれをしる」事ー本居宣長ー  序 宣長と歌論  1 「実用」と「あだ事」  2 「事の心」と「事の意」  3 「触るる」と「をしはかる」  4 「物のあはれを知る」道  結び 言葉に宿る神ー富士谷御杖ー 序  1 人道と神道  2 神道と歌道  3 直言と倒語  4 表裏境神  結び あとがき〔勁草書房版〕 解説……松岡正剛 『セレクション版』のためのあとがき……尼ヶ崎彬

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