日本のレトリック

尼ヶ崎彬セレクション 3

尼ヶ崎 彬

2023年5月15日

花鳥社

2,970円(税込)

語学・学習参考書

「言葉のあや」(レトリック)のからくりとは。 「掛詞」「見立て」など和歌・俳句でのテクニックから現代の広告文にいたるまで、私たちが感動を覚えるときの心の仕組みを探る。 名著、待望の新訂版。 本書は「ちくま学芸文庫」として1994年に筑摩書房から刊行されたもの(永田和宏氏の解説も収録)に一部改訂を施し、「『セレクション版』のためのあとがき」を付して、刊行するものです。 一 仕立てー仕組まれた場違いー  似て非なるもの  もじり  《場違い》の仕掛け  やつし 二 見立てー視線の変容ー  見立てと隠喩  実現の見立て  想像の見立て  言外の意味  見顕し  枠組みの変更  もう一つの世界 三 姿ー見得を切る言葉ー  姿と心  再現と演示ー演劇の場合ー  演技する言菓 四 対句ー意味に先立つ形ー  レトリックの出発  対構成  対句と日本語  言霊の力 五 寄物陳思ー思いに染まる言葉ー  付託という詩法  和歌の代表作  象徴表現  物と心の遭遇 六 掛詞ー話題の交錯ー  多義性の遊戯  同音反復と一語二役  不透明な言葉  異質なものの結合  文脈による多義化 七 縁語ー言葉の連鎖反応ー  ゆかりの言葉  「寄合」のシステム  二つの詩作法  語の縁の諸相  言葉の運命 八 本歌取ー創造のための引用ー  独創と盗用  〈型〉の提示  〈操作〉の提示  頓阿の六様式  定家の本歌取 あとがき 解説……永田和弘 
『セレクション版』のためのあとがき

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