不老不死

仙人の誕生と神仙術

志学社選書 003

大形 徹

2021年2月22日

志学社

2,200円(税込)

人文・思想・社会

古代中国において、死は単純な「終わり」ではなく、「再生のはじまり」であった。精神は「鬼」となり、生き続けた。しかし、肉体は朽ちる。この肉体を不滅のものとしたのが不老不死の「仙人」である。本書では肉体の保存法にはじまり、仙人の誕生、不老不死を求め狂奔する皇帝たち、ときに猛毒をも含んださまざまな仙薬、そして房中術など「気」を用いた長寿法についても詳述する。信用のおけない来世よりも、いつまでも若々しくこの世に永らえたい──「不老不死」の欲望が多様な神仙術を生み出していくさまを、死生観の変化とともに解き明かしていく。 はじめに 第一章 死は再生のはじまり 第二章 「仙」とは何か 第三章 狂奔する皇帝たち 第四章 不老不死の仙薬 第五章 「気」の長寿法 あとがき 復刊あとがき 参考文献

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