週刊文春 トップ屋魂

「文春砲」の創成期を走り抜けた男の半生記

大下 英治

2025年6月4日

清談社Publico

2,200円(税込)

「文春砲」は、ここから始まった…… 雑誌記者デビューから55年、著書500冊超のジャーナリストの集大成! その時代のことは、疾風怒濤と言うしかない。いま私は、とても感謝している。 特別寄稿 高山文彦 (作家) 日本のジャーナリズムが再生するためには、第二、第三の「大下英治」の出現が待たれる 特別解説 花田紀凱 (元『週刊文春』編集長、月刊『Hanada』編集長) 「首輪のない猟犬」が追いつめた昭和・平成の怪物たち わたしは、よく聞かれる。 「なぜ、そんなに取材し、書きつづけるのか。特に何が楽しいのか」 わたしは答える。 「取材相手にわたしが抱いている先入観が、 相手にぶつかることによって、粉々に砕ける瞬間がある。 昨日までのわたしの思いが、その瞬間に新しく生まれ変わる。 その瞬間がたまらなくセクシーなのだ」 どんなに苦しくても、人間を、社会の現実を描き迫ることほど 生きている実感を感じることはないよ。 その充実は、金銭には換えがたい。--「プロローグ」より 第1章 首輪のない猟犬ーー梶山季之、岩川隆、大宅壮一、三島由紀夫 第2章 「文春砲」のはじまりーー岡田茂、竹久みち、恩田貢、花田紀凱 第3章 死の影ーー田宮二郎、島田三敬、火野葦平 第4章 タブーへの挑戦ーー『小説電通』、メリー喜多川 第5章 怪物たちーー田中角栄、金丸信、佐藤昭、中曽根康弘、児玉誉士夫、横井英樹、小佐野賢治、渡邉恒雄、務台光雄、石原慎太郎 第6章 闇の首領たちーー稲川聖城、山田久 第7章 芸能者たちーー美空ひばり、田岡一雄、力道山、太地喜和子 第8章 犯罪者の私性ーー関口政安、福田和子

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